「マルガリータの日 2021」記念・マルガリータペアリングコース – レポート&ギャラリー

「マルガリータの日 2021」記念・マルガリータペアリングコース – レポート&ギャラリー

※人物写真の中には、撮影用にマスクを外したものも含まれます

2021年の「マルガリータの日」をお祝いする企画『「マルガリータの日 2021」記念・マルガリータペアリングコース (主催:JUAST、後援:メキシコ大使館)』を、2/20-21、2/23の3日間、東京・竹芝のモダンメキシカン「CIELITO LINDO BAR AND GRILL」で開催しました。

コロナ禍で様々なイベントが中止や延期となる中、お酒の消費をストップさせないために、規制を守りながらも出来る事を考えて開催した今回の企画。
完全予約制とした上で、密を避けるべく、席数を制限した着席のコーススタイルで実施し、入店時の検温、アルコール消毒を参加者、スタッフ双方で徹底したほか、料理やお酒はお一人様向けに個別に提供するなど、感染症への対策を徹底した上で開催。
多くの来場者で賑わった例年のイベントとは異なる、コロナ禍に即した新しいスタイルで「マルガリータの日」をお祝いしました。

その内容は、10ブランドのテキーラ&メスカルからオリジナルのマルガリータを順にご提供し、それぞれの味わいやコンセプトに合わせて、メキシコ各地の伝統的なメキシコ料理をペアリングするというもの。
料理の担当をするのは、スペシャルゲストである在日メキシコ大使館メキシコ料理プロモーション担当のヘルマン・オリーバ氏と、CIELITO LINDO BAR AND GRILLのコーポレートシェフであり、元メキシコ大使館シェフでもあるビクトル・バスケス氏。
メキシコの食文化を深く知る2人が、今回の企画のために考案したメキシカンキュイジーヌが用意されました。

ヘルマン・オリーバ氏とビクトル・バスケス氏

ヘルマン・オリーバ氏(左)とビクトル・バスケス氏(右)

10種のマルガリータと地域のごとの伝統料理を通してメキシコの食文化の多様性を発信

参加者には発行されたばかりの「TEQUILA JOURNAL 2021」が配布されたほか、ウェルカムマルガリータとして、Margarita of the year 2020の優勝カクテルである「Flor de manzana(使用ブランド:フォルタレサ)」と、「フローズンマルガリータ(使用ブランド:コアントロー)」が振る舞われました。

準備が整うと、まず初めに2人のシェフよりご挨拶。
ゲストのヘルマン氏が「大使館では全てオンラインでイベントを開催しているが、リアルな場でもメキシコの食文化を知り、メキシコ料理を楽しんで欲しい。そして同じメキシコ原産のお酒であるテキーラとメスカル、メキシコの食材をもっと知って欲しい」と意気込むと、ビクトル氏は「元大使館シェフの身として、こうして初めてヘルマンさんとコラボレーション出来て嬉しい」と語り、マルガリータの日をお祝いする「サルー!」でペアリングがスタートしました。

サルー!の様子

料理のコースは、ヘルマン氏の出身州でもあるコリマ州の料理「コリマ・セビーチェ」からスタート。
ドライアイスによるスモークが流れ出るという、演出性にも長けた「フレッシュ貝のグリーン・アグアチレ」が続き、ビクトル氏の出身であるメキシコシティの料理として、誰もが知るメキシコ料理・タコスをモダンにアップデートした「タコ・アル・パストール」、メキシコの朝食の定番とされる伝統料理・タマレスを洗練させた「モレ・ポブラーノと鴨のタマレス」など、彩り豊かで見た目も洗練された品々が振る舞われると、メキシコ北部の伝統的なデザートを詰め合わせた「トラヒネラ・デ・ポストレス」でコースが終了。
海や山など美しい自然にも恵まれたメキシコの料理らしく、新鮮な魚介類や野菜、肉類を豊富に使いながら、合計10品が振舞われました。

コリマ・セビーチェ

コリマ・セビーチェ

フレッシュ貝のグリーン・アグアチレ

フレッシュ貝のグリーン・アグアチレ

タコ・アル・パストール

タコ・アル・パストール

トラヒネラ・デ・ポストレス

トラヒネラ・デ・ポストレス

一方で各料理に合わせて提供された10種のマルガリータは、Margarita of the year 2021の投票対象となることから、参加者は思い思いに味わい、料理とのペアリングを堪能している様子でした。
全日程の投票を集計した結果、2021年のMargarita of the yearに選ばれたのは、オレンダイン オリータスを使用した「Verde Amarillento」!
続いて2位にはサウザブルーを使用した「claro pico de gallo」、3位にはアハル(メスカル)を使用した「salón de leche」が選ばれました。

Margarita of the year 2021に選ばれた「Verde Amarillento」

Margarita of the year 2021に選ばれた「Verde Amarillento」

新しいスタイルで開催された企画には参加者も満足の様子で、帰り際には、ロブマイヤーが手がけるテキーラ専用グラス「Tequila Phantasie(JUAST共同開発)」のブースや、メキシコに関連した絵画や雑貨が販売されたブースで、記念の品を購入する方も多く見られました。

ロブマイヤーのブース

メキシコ料理と一口に言っても、より国土の狭い日本においても各地で伝統料理が存在するように、メキシコにも地域ごとに様々な料理が存在します。
一方でマルガリータもまた、伝統的なレシピこそあるものの、フローズンマルガリータやトミーズマルガータ、近年人気が急上昇しているメスカリータ(メスカル版マルガリータ)に代表されるように、そのレシピと味わいは多岐にわたります。
今回の企画では、そんなマルガリータとメキシコ料理を通して上質な体験を提供することで、メキシコの食文化の多様性を発信できたほか、例年のイベントとはまた違う、新たなスタイルで「マルガリータの日」をお祝いすることができました。

なお、「TEQUILA JOURNAL 2021」は、設置を希望する飲食店や酒販店には無料(送料のみご負担いただきます)で配布しておりますので、ご希望の方はy.metoki@gmail.comまでお問い合わせください。
また、WEB版も随時更新中ですので、こちらもぜひご活用ください。
https://tequilajournal.jp/
TEQUILA JOURNAL

Margarita Of The Year 2021・TOP3カクテル

1位「Verde Amarillento」

Verde Amarillento

オレンダイン オリータス ブランコ 45ml
フレッシュセロリジュース 25ml
グレープフルーツジュース(ピンク) 20ml
フレッシュライム 10ml
アガベシロップ希釈 (シロップ2:水1) 15ml
コリアンダービターズ 2drop

[撮影グラス]
ロブマイヤー シェーンブルン
[カクテル創作者]
鶴巻大地郎(AGAVE)

2位「claro pico de gallo」

claro pico de gallo

サウザブルー 30ml
コアントロー 15ml
ライムジュース 30ml
ローストトマト 2/3個
タマネギ 5g
青唐辛子 1/2本
パクチー2本
グラスのふちに塩でリム

[撮影グラス]
ロブマイヤー パトリシアン ワインⅡ
[カクテル創作者]
斎藤麻美(Modern Mexican CABOS)

3位「salón de leche」

salón de leche

アハル 30ml
コアントロー 10ml
ライムジュース 15ml
牛乳 10ml
モナンアーモンドシロップ 10ml
ソーダup
グラスのふちにタヒンリム

[撮影グラス]
撮影グラス:ロブマイヤー チューリップB
[カクテル創作者]
斎藤麻美(Modern Mexican CABOS)

【参加ブランド】
カサノブレ(アイコン・ユーロパブ株式会社)、オレンダイン オリータス(リードオフジャパン株式会社)、サウザブルー(サントリースピリッツ株式会社)、コラレホ(デ・アガベ株式会社)、オルメカ アルトス(ペルノ・リカール・ジャパン株式会社)、アハル(株式会社コートコーポレーション)、オチョ(ユニオンリカーズ株式会社)、エスポロン(CT Spirits Japan 株式会社)、デルンベス(サニーカラー・ジャパン有限会社、株式会社千雅)、カジェ23(有限会社サトー酒店)

【ウェルカムマルガリータ使用ブランド】
フォルタレサ(株式会社ウィスク・イー)、コアントロー(REMY COINTREAU JAPAN株式会社)

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